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la souvenir

Posted on 2023.04.27

Forever in my life

ファッションの仕事。
個性との出会い。
服を見ると人物像が浮かび、
服を選ぶ姿から
その時の欲求、希望、気分がわかる。
個性は独特なものを備えながら
年齢や経験、
社会における役割、
恋愛の相手、
家族の成長、
経済や健康状態など
さまざまな要素によって変化する。
1年365日、
季節と生活のオケージョンに従い
様々なコーディネートが表れ
着る人の采配で服が違う顔を見せたり
服によって仕草が豊かになり
時には本人が驚くような表情をつくる事もある。
髪型やメイク、纏う香りが重なると
人は動くアートのように輝く。
ファッションの役割。
鎧には至らずとも
柔らかな肉体を擁護し
コンプレックスを静かに覆うこともできる。
記憶や思い出の彩りであり
その装いの姿が
喜びや感謝、意志を支える力にもなる。
一枚の布が織りなす立体は
折り紙のようなものから建築的なものまで様々。
ファッションを創る人たちの多くは旅好きで
本を読み、音楽を奏で、食を慈しみ、映画を語る。
知らず間に人の姿を追う癖がついているから
心理的変化、風の変わり目を敏感に知る。
異なる業態をユニークに演出し
人々が夢中になるライフスタイルを発信したりする。
そんな力がある。
ファッションの場所には
世界中の感性が集まり交流が生まれる。
そして楽しい。
生まれたばかりのベビーにも似合う色や柄があり
2歳くらいになるともう一丁前。
鏡に向かい知恵をつけ成長する子供たちを共に見守る。
少女から娘になり
恋をして大人になる歴史。
どんどんと新しい顔を見せる女性の姿、
老いてもなお精力的に自分を見つめるゆとりの姿、
ポジティブな波動はいつだって心地よい。
何を隠そうメンズはさらに凄い。
ファッションを自己成長の物差しにしている感がある。
ブラッシュアップされた凛々しい紳士が増えると
世の中がもっと豊かになるのは確か。
これは何より楽しい。
十人百色のシルエットを追い続ける
ファッションの仕事。
Forever in my life.