Posted on 2022.04.29
誰かが操っているのかしら。
どんどん点と点が繋がっていく。
心が鳴る。
魂が喜ぶ。
気持ちの良い風、
重ねてきた時間がマンチャー色のワイルドな層になる。
痛いときに考え
辛いときに振り返り
苦しいときに笑ってきた
そんなガムシャラが玉のようにコロコロと
あっちやこっちをころがりながら
あの人の、この人の
想いや考えをキャッチして
大きな丸い輪っかになる。
みんな全然ちがうけど
愛が
叡智が
令和の強い芯。
なぜか浮かんでくる
ニライカナイ
2022年5月15日。復帰から半世紀。
戦中に沖縄と本土で生まれ、
互いに惹かれ合い盟友となった二人の芸術家、
TOM MAX真喜志勉氏(1941年~2015年2月)と長濱治氏(1941年~)の
エキシビションを開催します。
会場のひとつであるプラザハウスショッピングセンターは
アメリカ軍属を対象に外国人の手によって1954年に創業。
アメリカと直結したミッドセンチュリースタイルの出現は
地元沖縄の人にとっては憧れと羨望の象徴でした。
復帰前後の沖縄、基地の街コザの盛衰に翻弄されながらも、
他の商業施設と異なる歴史〝琉米文化〟を礎に独自の色を放つ。
1975年、リゾート沖縄の観光を先導したムーンビーチホテル(恩納村)が誕生。
復帰から25年経った1997年に世界基準のリゾートを目指し
ブセナテラスホテル(名護市)が誕生。
沖縄観光に大きく寄与した2つのホテルのDNAを継ぎ、
米軍上陸地点・ハンビー飛行場跡地利用として整地されたアメリカンヴィレッジ北側に、
2021年4月に誕生したMBGALLERY CHATAN BY THE TERRACE HOTELS が
もうひとつの会場となる。
ホテル館内/室内に常設されたTOM MAX作品は唯一無二。
戦後を、復帰を、復帰後を体験した二人の記憶。
移り変わる沖縄のライフスタイルと帆走してきた2つの場所。
本展示会が、多くのクリエイターの参加と共に
これからの沖縄の「創造する魂」に相成ることを願います。
きっと貴重な時間になると思います。
多くの方に観ていただきたくご案内申し上げます。
最上段書影:「TOM MAX 1941-2015」
Adviser 真喜志民子
Publisher 真喜志奈美